この冬は寒さが厳しかった

 半年ぶりの投稿になります。この冬はとても寒さが厳しい冬でした。3月に入ってやっと厳冬から抜け出した様に思います。ここ何年かは温暖化で温かい冬が多かったのに、この冬は雪も多く、最低気温も久々に氷点下10℃に迫りました。12月が1回、1月が2回、2月が1回の計4回、30~50cmの積雪があり、エビネ小屋の雪下ろしを4回もしました。早く春よ来いと願っています。

 エビネの状態は、無加温栽培のため、最も寒い時期に用土が凍った状態になっていました。特に昨年秋に瓶出しした苗の植込みの水苔はカチカチの状態で、心配していましたが、今のところ問題ない様です。(意外と幼苗は強健の様です。)一方、成木では葉先が黒くなり、ペラペラになって枯れ込んでいる株や冬至芽が茶色く変色した株もありますが、大した被害は無い様です。ただし、冬至芽の中の花芽への影響は、花茎が伸びて来るまでわかりません。

 厳冬期の作業として、遮光資材の追加をしました。一昨年冬に古い遮光資材を全て外して、遮光資材はパオパオの二重張にして、エビネの耐えられる範囲で出来る限り明るくしました。しかし、ワンシーズン栽培してみて、ハダニ被害や葉焼けのひどい株が出た事から、寒冷紗を追加することにし、ここ2~3日作業しました。栽培場にエビネがあるので、すごく時間がかかりました。

パオパオの二重張の状態

パオパオの二重張に寒冷紗を追加した状態

 明るさは、結構ダウンしましたが、近年の夏の暑さや葉焼け、ハダニ発生のことを考えると仕方ありません。エビネの芽の動きは、寒さがが厳しかったので、あまり動いていません。ニオイ系で少し伸びた様に思います。これからは、急に高温になる時期があるので、冬囲いをいつ外すかです。

ニオイ系の芽の状況

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA